iracingのボタン不足問題にはゲームパッドがおすすめ

ボタン・スイッチ不足問題!

iracingで様々なレースに出場していくと、だんだんハンドルに付いているボタンが足りなくなってきます。
オフィシャルレースではライセンスの関係で最初はユーノスやスキップバーバーなどのシンプルな車で走っているので特に多くのボタンは必要ありませんが、そのうちGTカーやプロトタイプカー、フォーミュラカーなどもっと上のクラスの車に乗ると走行中に操作できる箇所も増えてくるので、どうしてももっとボタンが欲しくなってきますし、実際にあると便利です。

レーシングシムiracingのF1、マクラーレンMP430のインカーアジャストメント
F-1では実に走行中に10項目ものセッティング変更が可能

マイクロソフトサイドワインダーステアリングホイール

ボタンは6個あってもぜんぜん足りなくなる。。。

ロジクールG27

ロジクール G27

とりあえずゲームパッドがおすすめ!

そんな問題をとりあえず解決してくれるのが、ゲームパッド。
自分も知らなかったのですが、PCで認識するゲームパッドは結構たくさんあって、800円~3000円くらいでアマゾンなどで売っています。

アマゾンで売っているゲームパッド

アマゾンで売っているゲームパッド

いくつか試して自分が一番オススメなのはこれ。

iBUFFALO USBゲームパッド 16ボタン 連射・振動・マクロ機能 ブラック BSGP1601BK

送料込みで1500円くらいでしたがボタンがたくさん付いていて便利です。

これをハンドルに付けるとこんな感じです

ゲームパッドを付けたステアリングG27

ゲームパッドを付けたステアリング、マイクロソフト SideWinder Force Feedback Wheel
どちらもステアリングにすっぽりハマって、裏で上手く固定できれば、運転中に親指で操作ができるようになって大変便利です。

(ちなみに私は最初プレステ3のコントローラーをBluetoothでPCと繋いで、ネットから無料でダウンロードできるPS3コントローラーをPCに繋ぐドライバーソフトをインストールして使っていましたが、起動時の認識が面倒で上手くいかなかったり、充電もいちいち面倒だったりしたので、現在はUSBケーブルで繋ぐタイプのものを使っています。)

接続は簡単設定は不要!

このゲームパッド、USBケーブルでPCに繋ぐだけで認識してくれて、設定は不要。 iracing でもオプション画面で、ボタンを割り当てるだけで簡単につかえます。
(十字キーなどはiracingで認識しないパッドもあるのでご注意)
これで、走行中にステアリングから手を離さずに様々な設定・動作ができるようになってとても便利です! ♪

とにかくハンドルから手を離さなくて良いのでいい!

走行中は出来れば片手運転もしたくないですし、モニターから目を離してボタンの位置を確認するといった作業も本当はしたくありません。
ステアリングにこのゲームパッドを上手く付けてしまえば、両手でハンドルを握ったまま、様々な操作ができるようになってとってもGOODです!

ボタンに割り当てる設定

それぞれのボタンに何を割り当てるかは人それぞれだと思いますが、参考までに自分が割り当てているボタンを紹介します。

iracingオプション画面オプション画面では様々な機能をボタンに割り当てることができる

1、Enter/Exit/Tow Car:

特に練習中は頻繁につかうボタン、スピン、クラッシュした時にピットに戻ります。

どんなに酷いクラッシュでもこのボタンを押すと優秀なメカニックたち? によって車は瞬時に直され、そして請求書が来ることもありません。  なんと、夢のボタン・・・

2、Push to Talk

無線で喋るときに押しながら話をするボタン。 練習で友達と話したり、耐久レースでチームメンバーとの会話などに使います。
(自分はレース中は、ドライバー同士が文句を言ったりののしりあったりするのを聞くのが嫌なので、レース中無線はMuted(消音)にして使っていません)

3、Standings

1位から最後までの順位が表示されます。 練習ではそれぞれのタイムも表示されるので、走行中に他のプレイヤーがどの位のタイムを出しているかも確認しながら走れます。
更にゲームパッドの十字キーをブラックボックスの 「Select Next Control」 や 「Select Previous Control」に割り当てておくと、表示域外の順位も確認することができます。(例えば自分が20位のときに1位~の順位やタイムは表示されませんが、割り当てた十字キーを上下に操作すれば表示させる事ができます)

4、Relative

自分が走行しているポジションの前後関係が表示されます。
レース中でも練習中でも前後とのタイム差が表示され、また前後にいる車は同一周回なのか違うのかも表示される色によって分かります。

練習中などはピットアウト時に後方から車が来るかどうかをここで確認して、もし来ていたら邪魔をしないようタイミングを合わせたりするのがマナーでしょう。

これも割り当てた十字キーで上下に表示域を変えたりすると、表示域の更に先で何が起きているかもレース中に分かります。(自分は8位以下でもトップ争いはどんな感じになっているか?なども知る事ができます)

5、Cycle Splits Delta Display

iracingで最も便利な機能、自分の他の周回のタイムと現在のタイムをリアルタイムに比較して画面に表示してくれる機能ですが、その比較する対象を変えるボタンです。
全てのベストラップと比較するのか、今回のセッションのベストラップと比較するのか、それともベスト区間を繋ぎ合わせた理論上のベストラップと比較するのかなど様々な要素から選ぶことができます。
因みに自分はだいたい Session Opt Lap(そのセッションの区間ベストを繋ぎ合わせた理論ベストタイムとの比較)にして走っています。

自分はレースでもこれを表示させて自分のペースを確認したいのですが、レースではグリッドに付いた時に表示されていないので、割り当てたこのボタンを1回押して表示させています。

6、Pit Speed Limiter

ピットロードでスピード違反を起こさないよう、エンジンをカットするリミッターです。 このボタンは有効な車と、そうでない車がありますが、その機能の有無は実車に即しているそうです。

7、In Car Adjustment Black Box:

走行中変更可能な箇所を表示します。
十字キーの上下を3で説明した「Select Next Control」 や 「Select Previous Control」に設定する事に加えて左右を 「Increment Selected Control」 (値を増やす) と 「Decrement Selected Control」(値を減らす)に割り当てておけば、走行中にそれぞれの項目を選んで十字キーで変更することができます。
練習中でもブレーキバランスなどはいちいちピットに戻ってきて変えるよりも、走行中にいろいろ試したほうが効率が良く練習時間を有効に使えます。

その他

その他iracingでは様々な機能をボタンに割り当てることができます。
F1では、オーバーテイクボタンやDRS等は必須ですし、無線の会話対象を選べるラジオボタンや、選んだ項目を決定するボタン、などなど、様々なボタンを割り当てておくと結構便利です。

また、前述した十字キーの割り当てで出来る走行中のセット変更、ブレーキバランスやスタビの硬さ変更などのセットはその増減の設定を直接ボタンなどに割り当てる事も可能で、そうしておけば、走行中にいちいち十時キーで項目を選ぶ必要もないのでそれぞれの場所を覚えられれば便利です。

複雑で慣れるまでは結構時間がかかるかもしれませんが、一度慣れてそれぞれのボタンの場所を覚えてしまえばとっても便利! もう無くてはならないデバイスになると思います。

今日はボタンのお話でした。

こんなコントローラーを自作する人たちも!



コントローラーの自作を紹介するページ

でも、やっぱりスイッチ類はステアリングにいろいろ付いてた方が便利だよなー、と自分は思います。

マクラーレンF1のステアリング
現在のF1のステアリング

レーシングシムは普通に売っているハンコンを使っているとそのうちボタンやスイッチ類が足りなくなる。 様々な電子制御デバイスが搭載されている近年のレーシングカーならではの悩みです。

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